「俺、別所××。知ってるでしょ?」「知らねーっす」

「俺、別所××。知ってるでしょ?」「知らねーっす」

茅ヶ崎のイオンの小さな喫煙所。
一服してるジジイ。

僕は一瞥し、隣で煙草に火をつける。
僕「夜は涼しいっすね」
ジジイ、破顔。そんなに嬉しいか。

ジ「俺、別所××ってんだ。テレビとかよく出てるから知ってるでしょ。主にディレクターをやってたんだけど、ニュースにもなったあの事件で落ちぶれてこのざまだよ」

僕「へー。知らねーっす」
ジ「嘘だよ、オリンピックの件や、タケオキクチのプロデュース、サザンとか色んなことやってんだよ」

僕「…知らねーっす」
ジ「そんなはずはない!別所××だよ!?」

(××は興味無さすぎて聞き逃した)

僕「で、何してんすか」
ジ「借金で鎌倉の自宅売っちゃって。実家があるから住むとこはあるけど、ね、なんか…」

僕「そっすか。まぁダメになった時って家にいると悲しくなりますしねぇ」
ジ「そーなんだよ。俺、昔は凄かったんだよ」

僕「良いっすよ、タバコ終わるまで聞かせて下さい」
(10分)

僕「ありがとうございました、僕行きます」
ジ「あ、待って。これあげる」

アクエリくれた。
冷えてて美味しい。

ジ「頑張ってね、仕事。なんか元気出たよ」
僕「やり直しなんて簡単ですよ、どーせまた失敗するし、成功もするでしょうし」

ジ「茅ヶ崎市長は俺の子分だし、行ってみっかな」

こぎれいなホームレスっぽいジジイとの心温まる会話でした。
話がホンマなら凄いし、嘘なら人生追い込まれすぎ。

アクエリは美味しかった。
ジジイ、自分で飲むならゼロカロリーはやめときや、ガリガリに磨きかかってまうで。

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