好きなマイナーゲーム「elan」

好きなマイナーゲーム「elan」

あらすじ

時は200X年、地球は核の炎に包まれた!
…んで、地球滅びて、生き延びた人類はコロニーで暮らしてたんだけど、人類が住めそうな星「エラン」が見つかったんで、何らかの得意科目を持った(主人公含む)9人の候補者の中からエラン探査員2人を選ぶで、っていうお話。
なんで2名なのかとか、なんで候補者は全員未成年なのかとかは一応設定があるけど、まぁそういうもんなんだと受け入れてくれや。

ゲームシステム

基本的には育成シミュレーション。
半年間、探査に必要な訓練を行いながら共同生活を送り、1ヶ月に1度行われる試験で優秀な成績を修めて、最終的にエラン探査員になるのが目的。
プレイヤーが1位になれば、もう一人の探査員を指名することが出来、仲が良いキャラクターが1位になれば、指名してもらえる可能性がある。

前田愛・亜樹姉妹を起用した広告に書かれていた、「作り笑いにニセ涙」というコピーや、ゲームパッケージに書かれている「ゲームが感情を持った」コピーの通り、感情が本作のキーワード。
訓練場にいるキャラクターに話し掛け、返答に適した感情を入力することで、コミュニケーションを行い、親密度と好感度を高める事が出来る。
親密度と感情レベルによって会話の内容が変化するので、キャラクターとの会話がマンネリになってきたら、メールを送ったり、入力する感情や選択肢に変化を持たせて相手の感情を変えてみるのも良いだろう。

感情入力

このゲームのセールスポイントである感情入力であるが、キャラクターが怒っているからこちらも怒りで返せば良いと言うものではない。
(むしろ火に油を注ぐような結果になり、好感度が大幅に落ちる場合がほとんど)
故に、好感度を上げようと思ったら大体「normal」か「happy」で相手に同調するような返答をすることになる。
4種類の感情×2つの選択肢があるが、大体片方は明らかに失敗する選択肢なので、選ぶ余地はあまりない。
残念と言えば残念だがある意味リアルなのかもしれない…

キャラクター

試験のライバルでもあり攻略対象キャラクターは男女4人ずつ。
隠しキャラクターは男3人+女1人。
主人公は男女いずれかが選べる。
イベントスチルと会話が若干変化する以外、男女の差はあまりない。
男主人公で男キャラクターを、女主人公で女キャラクターを攻略してもOKだけども、一部を除いてそんなに薔薇薔薇百合百合してない。

私のお気に入りキャラクターはリコ(下図参照)。
中の人はきらめき高校の赤い爆弾魔である。
もはや記号化された如何にもツンデレキャラの見た目であるが、「べ、別にあんたのためじゃないんだからね!」とかは言わない。
20年前のゲームなので、まだツンデレキャラが確立されていなかったというのもあるだろうが、この子はツンデレというよりは、環境のせいで勝ち気な性格にならざるを得なかったというのが、イベントを見ていけばわかる。
自分に厳しく他人に厳しいキャラクターなのだ。

欠点

試験の順番がランダムなくらいで、キャラクターの攻略条件はワンパターンなので、(親密度あげてイベントを6回見るだけ。能力値は関係ない)気になるキャラクター攻略を1週したらお腹いっぱい。
また、試験の難易度も低く、なんちゃって目押しなので試験科目である3教科をそれなりに訓練すれば◯ボタンを押してるだけで、余裕で上位を取れる。
セールスポイントである感情入力も上述したとおり、基本的には相手に同調する選択をすれば簡単に好感度があがるので、完全に作業と化す。
イベントも親密度を上げさえすれば自動発生なので達成感がなく、またキャラクターの掘り下げが甘いので、イベント中に「君に会えて良かった」と言われてもあまり感慨がわかない。
体調を崩した時や試験で良い成績悪い成績だった場合に親密度が高いキャラクターが部屋を訪ねて来ることがあったり、最終試験の順位によるエンディングの変化もあるにはあり、作り込みがしっかりしている事は伺えるが、特に記録に残るわけではないので、よっぽど好きな人以外はどうでもいい要素になってしまっている。

思い出補正

99年に「エラン」00年にスチルと会話が追加された廉価版の「エラン・プラス」が、10年にゲームアーカイブスで発売され、いずれもリアルタイムで購入した。
発売された当初は今ほどオタク文化は世間に受け入れられておらず、よっぽどのメジャータイトル以外は、声を大にして「好き」とは言いにくかった。
また、据え置きゲームの隆盛、ノストラダムスの大予言や2000年問題などの終末感溢れる時世により、次から次へと若い男女が世界を救う物語が発売されたため、玉石混淆のゲーム業界にすっかり埋もれていってしまった感がある。
インターネット黎明期でもあった当時、毎夜ネットサーフィンをしては数少ない同志を探し、例え狭い世界でも色々な人がいて、色々な見方があると教えてくれた本作は、上述した欠点があっても自分にとっては特別なゲームであることには変わりはない。

まとめ

うわ、思ったより長く語れるもんだなぁと自分に引いたわ。
そして発売から20年経ってる時の速さに引いた…
とにかくこの頃のマイナーゲーが好きなんじゃよ

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