元ニコ生主が見てきたニコ生、繁栄と衰退のお話。

元ニコ生主が見てきたニコ生、繁栄と衰退のお話。

近くもなく、遠くもない、イイ感じの距離感でニコ生の歴史は始まった。

 私は昔ニコニコ生放送をやっていた。いわゆる雑談系と呼ばれるジャンルで、主に時事ネタや日常の中で起こった面白いこと等をネタに弄り弄られのひと時を楽しんでいた。
 ニコニコにおける古き良き時代だったと今になって思う。コメントの質も今と比べると雲泥の差だ。まぁ大手配信者のとこに流れるコメントはずっと変わらない気もするが…

 ニコ生と呼ばれる文化の始まり、ニコ生が始まったその日に私はニコ生を発見し、見始めた。
 当時は物珍しい物を見る感覚、動物園の動物を見る目で彼ら彼女らを見ていた。
 コメントもそんな一つ壁を置いた、檻の中の動物を周りの客(だいたい2ちゃんねらーだったと思う)とともに弄る。近くもなく、遠くもない、イイ感じの距離感でニコ生の歴史は始まったわけだ。

ニコ生繁栄期〜喧嘩凸の流行

 時は過ぎ、docomo利用者は無料でお試し生主体験が出来るというキャンペーンにハメられた形で私は生主になってしまった。
 期間が設けられていて、それを過ぎると自動で有料会員になり、徴収が開始されるというアレだ。
 解約するのを忘れていた私はまんまと有料会員、プレミアム会員というやつになってしまった。
 生主になりたいなどという願望は全く無く、お試し期間中も配信することはなかった。しかし、有料会員になってしまったその時、せっかくだからやってみようと思ったのがきっかけだ。
 
 今ほど過疎になりがちではない時代とはいえ、しっかり過疎配信になってしまう顔出し無しの雑談系。当時は喧嘩凸なんかが流行っていた頃だったかな、もう忘れている。
 喧嘩凸をくらったことは何度かあるが、正直あのような頭のよろしくない連中に言い負かされることは無く、こっちがどう論破しようとも負けを認めず、和解をする気もなくヘラヘラしている彼らに辟易してしまうのがパターン化していた。
 馬鹿でもやれば盛り上がるのが喧嘩凸、逆に言うと喧嘩凸しか面白くならない人たち。喧嘩凸のブームが終わった後も永遠に喧嘩凸を続けている人が哀れだった。
 そんな人から再度喧嘩凸を受けた時、その点を突くと思わずたじろぐ姿が少し可愛くもあり、可哀想にも思えた。

古事記時代突入

 長らく繁栄が続いたニコ生、時代は古事記時代に突入する。
 生主がリスナーにお金をコジる、セルフお布施システムでお金を稼ぐパイオニアが現れた。ウナギ屋のセガレである大手配信者だ。
 次々とそれに乗っかる生主が続出した。お金がもらえるならそりゃ飛び付く生主が現れるのもわかる。しかし、それが嫌儲民を怒らせた。
 炎上し、広く知れ渡ったあとに擁護派が湧く。今や周知された自然の流れだ。
 「単なる需要と供給の話、楽しい配信を供給してくれる人に対価を払うのは正当な行為だ」
 それが彼らの主張であり、同意する者が結集し、信者化してしまった。
 共通の敵が現れると妙な連帯感でもって結束が高まり、信者化してしまいがちだ。
 宗教と化したその配信はハタから見るとそれはそれはおぞましいものになった。
 顔を真っ赤にしたアンチの低レベルな中傷を主が案の定軽く論破して信者が沸く流れ。
 スキルの高いアンチによる絶妙な誹謗中傷は埋もれ、スルーされていく。
 そんな状況にコメントスキルの高い者は去り、信者気質の痛い人らが残る。そしてその痛い人らを利用してメイクマネーを続ける教祖がニコ生に鎮座する形になった。

 そんな痛い新興宗教紛いの教祖様を崇めたもう一つの大きな組織がニコ生の運営である。
 公式の番組に各教祖様を呼び、痛い信者を集めては身内ノリで場を沸かす。ついていけなくなった者は去り、その者たちがいたコミュニティも寂れ、そこの主も去らざるを得なくなった。

一部から放たれる大きな声での意見をユーザーの総意として受け取る運営

 お布施のシステム。悪いことでは無い、とは思うがしかしそこの人気に便乗していく運営の姿に嫌気が差した者も少なくないと思う。
 ニコ生運営の無能さはずっと感じていた物であるからこそ、その行動に受けるイメージも大きな物となったのだろう。
 衰退したニコ生運営はユーザーに要望を聞き始め、素直に言う事を聞いて実行に移す姿勢になった。しかし、今残っているユーザーはあの時去らずに残った側の者たちなのだ。
 言わずもがなそんな今のユーザー、中でも声が大きいだけの者の声を聞いてどうなるのか。
 youtubeの後追いをしてどうなるのか、後を追っていけるほどの力はあるのか。
 
 ニコ生を愛していた私は推奨したい、切り捨てと縮小を。配信界のガラパゴス化。
 お金一切あげません、お金欲しい人は素直に信者を引き連れてyoutube行ってください。
 それで廃れたとしても規模を縮小して細々と原点回帰します、と。

 そうなってくれれば私もまた、ニコ生に戻る気が起きてくるかもしれない。
 いや、どうだろう。

 おわり。

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コメント

  1. 絵うまい

  2. 一方、うんこちゃんこと加藤純一は投げ銭をoffにするツールをリスナーに作らせて30万で購入した

  3. @べあー ありがとやで

  4. @3低王 うんこちゃんそんなことしてたんやね

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