運命の人

運命の人

知人が逮捕された

先日のことだ。
普段連絡がない父親から、突然LINEが届いた。
「ニュース見た?〇〇(地元)で起きた事件…あれって、あのAちゃんだよね。困ったことがあったら、一人で抱え込まず、すぐにパパに相談するんだよ^^」
ニュースを見ていなかったため、なんのこっちゃと思ったが、調べたらすぐにわかった。
事件の詳細は伏せるが、小学校の時の同級生と同姓同名で同い年の人物が逮捕されていた。事件の起きた場所も、馴染みのある地名だった。
その知人は、同じスポーツ少年団のチームメイトで、週4で一緒に隣の隣の小学校まで練習に通ったり、大きな喧嘩をしたりしたそれなりに因縁がある人物で、毎日頭に鳥の糞が落ちてきたりするような人生を歩めばいいと思っていたが、まさか逮捕されるとは。

驚きとともに、私の頭にはこの事実を伝えたい人物のことが思い浮かんだ。
友人のA氏である。彼とは、同人誌の即売会で知り合った。二人ともお金がないので、お金のかからない遊びを一緒に行ったり、お互いの作品を読んだりしている。
この記事のメイン写真は、お金がないので一緒に凧揚げをして遊んだ時のものだ。真冬の夜の代々木公園は、すごく寒い。あと、人がほとんどいない。

「〇〇で事件を起こした人間、同級生かもしれない。週4で同じ車に乗ってスポ少に通っていた」
LINEを送ると、すぐに返事が来た。
「熱い」
夜中にLINEをして4分で返事をくれる。それが友人のA氏である。

好きな人の定義・運命の人の定義

元ネタはわからないが、「好きな人」の定義に関して、このような言葉がある。
「綺麗な虹を見つけた時に、それを一番最初に伝えたいと思える人が好きな人だよ」
美しい言葉だ。綺麗な虹を見つけた時に、一番最初に伝えたいと思える人が好きな人。

それでは、知人が逮捕された時に一番最初に伝えたいと思える相手はなんなのだろうか?
人生の中で、恐らく経験しない人の方が多い事態。それが起きた時に、一番最初に伝えたいと思う相手。
これはもう、運命の人と呼んでもいいのではないだろうか。
ただの友達、ただの同僚、ただの知り合い、ただの恋人に、知人が逮捕された話をしたいとは思わないはず。
知人が逮捕されたことを伝えたいという感情は、友情や恋愛などの既存でありふれた関係を越えて生まれるものなのだ。
それを抱ける相手こそ、まさに、自分にとっての運命の人なのではないだろうか。
もし自分自身が逮捕された時も、一番最初に連絡を取るのは恐らくA氏になるんだろうなと思う。

これからは、運命の人の定義として、この言葉が広まっていくはずだ。
「知人が逮捕された時に、一番最初に伝えたいと思える人が運命の人だよ」
この言葉より、運命の人を判別できる定義があるのならぜひ知りたいと思う。

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